あなたがわたしと共に(2019・10・2)
主はわたしの魂を生き返らせ、御名のためにわたしを正しい道に導かれる。
たとい、わたしは死の陰の谷を歩むとも、災いを恐れません。
あなたがわたしと共におられるからです。
あなたのムチとあなたの杖はわたしを慰めます。(詩編23:3-4)
ダビデ王の詩です。
ダビデはどんなに苦しくとも神様を見失わないように生きていました。
それは『たとい、わたしは死の陰の谷を歩むとも』です。
私たちも生きていたら、「今が人生の底かもしれない」と思うことがあると思います。自分が描いた人生から逸脱した結果に終わったり、信頼しきっていた人から裏切られたり、「まさか自分がこんな病気になるなんて」とか、ドラマやマンガだけの世界が私たちを現実に襲う時もあるかもしれません。
立っているのもやっとかもしれない、眠れない日々が続いているのかもしれない、息苦しい喉の詰まりが取れない日々かもしれない、
けれど、ダビデ王は仰ってます「災いを恐れません。あなたがわたしと共におられるからです。」
ここで『主』と言わずに、『あなた』と言っているのは、ダビデにとって主が近い存在と強調したかったからです。
どんな苦しみにあっている時でも、神様は私たちをお見捨てになっておりません。
いつも私たちのおそばにおられ、私たちと共に歩んでくださっています。
その道も『正しい道に導かれる』のです。
他の誰かがすべてをあなたから奪っても、あなたがすべてを失っても、あなたから神様を取り去ることは出来ません。
決してひとりで歩んでいるのではないことを忘れずに生きていきたい。
このダビデ王の詩のように。