湖の向こう岸へ渡ろう(2019・11・6)
ある日のこと、イエスが弟子たちと一緒に舟に乗り、「湖の向こう岸へ渡ろう」と言われたので、船出した。(ルカ8:22)
聖書の中に出てくる『湖』というのは、「底知れない人の不安」を表していることが多いそうです。
「湖の向こう岸へ渡ろう」とイエス様が言われた言葉は、底知れない不安な人生も、あなた1人ではわたらせません、「わたしと共に渡ろう」との意味です。
舟で湖を渡っていると、突風が湖に吹き下ろし、弟子たちは水をかぶり、「このままでは死んでしまいます」と眠っているイエス様を起こして言いました。
イエスは起き上がって、風と荒波をお叱りになると静まって凪になった。
イエスは「あなたがたの信仰はどこにあるのか」と言われた。(ルカ8:24-25)
どんな人生の嵐や荒波もイエス様はお叱りになり、静めてくださいます。
そして静まって安心をお与えになった後、私たちに教えを与えるのです。
人生の嵐や荒波の時こそ、神様を信じているはずなのに、それを置いてきてしまってはいけません。必ず私(神様)が静めてくださるのだから、と教えてくださっています。
私たちも辛い苦しい人生の嵐や荒波に潰され、呑まれてしまいそうになりますが、神様を信じる人には、嵐も荒波も静めてくださる方がおられ、決して溺れることなく渡って行けると教えてくださっています。
その嵐も決して1人で渡っているのではありません。
「湖の向こう岸へ渡ろう」と仰ってくださる神様が私たちにはいてくださり、
いつでも神様と共に渡っていることを覚えていれば、渡りきれると信じてます。