マリアさんと天使(イエス誕生予告)
暗黒の地と言われているガリラヤの地の中にナザレという町がある。
そこは世間から見捨てられたような人々が住むと言われる町。
そこに住むマリアという女性のもとに天使ガブリエルがやって来た。
「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」(これは、「この世の力から切り離され、あなたの力は神から与えられる」との意味が含まれています。)
マリアはこの言葉にひどく戸惑って、よくよく考え込んだ。(この世の権威から切り離され、天使の言ったことを私は信じて受け入れられるのか?)
すると天使は「恐れることはない」と言った。
天使は続けて答えた。マリアは身ごもって、男の子を産むこと、その子は偉大な人になり、いと高き子と呼ばれること、ダビデの王座をいただくことを伝えた。
マリアは「どうしてそんなことがありましょうか、私はまだ男の人を知りませんのに。」そう答えるマリアに天使は、「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを覆う。だから、生まれる子は聖なる者。神の子と呼ばれる。」と答えた。
そして天使はマリアに言った。「神に出来ないことは何ひとつない。」
それを聞いたマリアは「お言葉通り、この身になりますように。」と言った。
(この言葉には「神様の全ての御言葉が私を通してなりますように。」との意味が込められている。)
マリアさんが腹をくくった瞬間かもしれません。
信仰心の厚いマリアさんが天使から「神に出来ないことは何ひとつない。」と言われた時、それを受け入れようと思われたのだと思います。
神様の目は誰もが見捨てている地の小さな1人にまで行き届き、信仰深い者に恵みを与えてくださるのですね。
そのことを恐れず、信じて受け入れた者には神様の御力によって、大きな恵みが与えられるのですね。
「神に出来ないことは何ひとつない。」
私もマリアさんのようにその言葉を信じて神様に委ねて生きていけたらどんなに素晴らしいだろうと思います。
そうなりたいな、と心から思います。