人を汚すもの(2019・12・11)
みな、私の言うことを聞いて悟りなさい。外から人に入って人を汚すことのできるものは何もなく、人から入って人を汚すのである。(マルコによる福音書7:14-16)
いいですか、食べ物は人の心に入るわけではないでしょう。腹に入って外へ出るだけではありませんか。
さらに言われた。「人から出てくるもの、これが人を汚す。中から、つまり人の心から、悪い思いが出てくる。淫行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、悪意、あざむき、放縦、妬み、冒涜、高慢、愚かさ、これらの悪はみな中から出てきて人を汚すのである。(マルコによる福音書7:20-23)
私たちは状況や、環境や、他人さんが、私たちを汚していると錯覚する時があり、そのもののせいにしがちです。
けれど、ここでイエス様は、はっきりと仰っています。『人の内側から出るものが人を汚す。』と言うことを。
心の良心や羞恥心が鈍った時、私たちは内側から自分自身を汚し、やがてそれらが外のものまで汚してしまうのでしょうね。
いつでも神様は私たちを見てくださっています。よい時も、悪い時も。
内側から出てくる汚れたものを制するには、自分自身でそれを制しようとするのではなく、心に宿る神様を見失わないように生きることがそれを制する力になるのでしょうね。