ヤイロさんの信仰心②(2019・12・5)
昨日の続きです。会堂長ヤイロさん(ユダヤ人の偉い人)のお話です。
(ルカによる福音書8:40-42 49-56)
イエス様が群衆の中で迎え入れられていた時、ヤイロがイエス様に近づき足元にひれ伏して、自分の家に来てほしいと願いました。娘が死にかけているのです。
それを聞いたイエス様はすぐにヤイロの家に出かけようとしたけれど、群衆が周りに押し寄せてなかなか前に進めません。
(その群衆の中でもイエス様は1人の女性の病もお助けになっています。)
イエス様が話しておられる時に、ヤイロの家から人が来て「お嬢さんは亡くなられました。この上、先生(イエス様)を煩わすことはありません。」と言った。
それを聞いたイエス様は「恐れることはない。ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われる。」と言われました。
家に着くと皆が娘のために泣いていました。
イエス様は娘の手を取って、「子よ、起きなさい。」と呼びかけたら、霊が戻って娘はすぐに起き上った。
2つ目の教えです。(1つ目の教えは昨日書きました。)
『ただ、信じなさい。』
この『ただ、』は、ギリシャ語で「モノス」『第一のことを、第一として、』『たとえ自分が1人になっても』との意味が込められています。
そして、『信じなさい』には、『今こそ信じなさい』『今こそあなたが信じる時です』が込められています。
『ただ、信じなさい』の言葉には、「他の者と違って、あなただけは1人になっても、第一のことを第一として、今こそあなたが信じる時です。今こそ、信じなさい。」と言われています。
イエス様の「信じなさい」には、どんな状況や環境や状態でも「恐れず信じていなさい。そうすれば必ず救われる」ことを約束してくれているのですね。
私も不安な時もあるし、苦しい時もありますが、神様を信じる気持ちだけは失いたくないと思っています。
神様の愛を見失いたくないからです。