ランプを灯すこと(2019・8・14)
マザー・テレサのお話をお聞きしました。
マザーがある1人の男性の家に行きました。
閉めきったその部屋は真っ暗で、鼻をつくような臭いまでしておりました。
その部屋の真ん中に布団にくるまって男性は寝ておりました。
マザーは直ぐに窓を開け、掃除をし、そばにあった古いランプに火をともし、男性の部屋を清潔に明るくしました。
すると男性は「勝手なことをしないでくれ、私は好んで暗くしているのだから。」と言われました。
次の日マザーは新しいランプを買ってきて、その男性の家に行き、買ってきた新しいランプに火をともし「光を入れて明るくしなさい。主は世の光であると言われてます。」と仰って出て行かれました。
それから月日が経って、マザーもそのような事を忘れていたある日、男性がマザーのところを訪ねました。
あの時とは見違えるほど、キチンとした身なりをされ、聞けば仕事も見つかり忙しく働いているそうです。
そしてその男性は、「今でもあなたのくれたランプは私の生活を灯しています。」と仰ったそうです。
男性にとってその新しいランプは、部屋を光で満たすものだけではなく、命までも光で満たすものだったのでしょう。
神様は光です。
そして私たちは光の子です。
マザーは神様の御言葉に忠実にならい、その男性を光の子に導かれたのでしょう。
あなたがたは皆、光の子供。昼の子供だからです。夜や暗闇の者ではありません。(テサロニケ第一の手紙5:5)