変わること(2019・7・3)
昨日、自分のことを大切に出来たのに、
今日また自分のことを大切に出来なくなってしまった。
また、
昨日、人のことを大切に出来たのに、
今日また人のことを大切に出来なくなってしまった。
人はそんな思いを繰り返す自分に後悔して、嫌気がさして落ちこむ時があります。
何回も同じ間違いを繰り返してしまう弱いところがあります。
その日の心の状態や体の状態によって左右されてしまうのも人間らしさなんだろうと思います。
私たちは誰しも自分の弱い所や、悪い癖、直したい性格があると思います。
けれどわかっているのになかなか直せないものです。
これを直せばもっと生きやすくなるのに、もっと人間関係がスムーズにいくのに、
分かっていても直すことが困難です。
そんな私たちなのに、私たちは時々自分以外の人を変えようとします。
それはもしかしたら少し高慢になっている時かもしれません。
あれだけ自分自身ですら変わることが出来なかったのに、
(それも自ら望んでいたにもかかわらず)
望んでいない他人さんを変えることなんて不可能なんだ、ってことを忘れてしまう時があります。
神様は他人さんを変えることが人には難しいことなのだから、
代わりにその人の平安を祈りなさいと仰っています。
きっと『祈り』は『裁き』に勝るのだろうと思います。
自分自身ですら変わることが困難ならば、他人さんを自分のものさしや都合、
プライドで変えようとしてはいけない事を忘れないように、
人と交わっていかなくちゃいけないですね。
ついつい忘れがちになって、腹を立てたり、残念な気持ちになったりしますが、
とても大切な教えだと思います。
『変わること』それは神様と本人との間のものなのですね。